西郷隆盛と明治維新
西郷隆盛は、日本史上、最も有名な人物です。しかし、その生涯は意外なほど、謎に包まれています。正確な顔写真さえ残りません。若い時には、2度にわたって島流しにされました。元治元年(1864)からは、大久保利通とコンビで、薩摩藩在京指導部として、京都で政治活動に専念しましたが、やがて戊辰戦争(1868)ののちは鹿児島に引きこもり、明治政府に出仕した期間もわずかでした。波乱に満ちた生涯を、10回にわたって追ってみましょう。佛教大学歴史学部教授 青山 忠正
テーマ
慶応3年の政局
講師
青山 忠正 (佛教大学歴史学部教授)
内容
幕府は、薩摩はじめ諸藩の反対を押し切り、第2次長州征伐(1866)を強行しますが、失敗に終わり、その後、慶喜の将軍就任、孝明天皇の逝去、と混乱が続きます。その中で西郷らは、王政復古を具体化してゆきます。
開講日時
2018年10月26日(金曜) 13:00~14:30
テーマ
戊辰戦争
講師
青山 忠正 (佛教大学歴史学部教授)
内容
大政奉還、王政復古政変を経て、無血のまま収まるかに見えた政局は、慶応4年(1868)正月、鳥羽・伏見の戦いから一挙に内乱状態に陥りました。西郷は征討大総督府参謀として勝海舟と会談、江戸開城を成し遂げます。
開講日時
2018年11月30日(金曜) 13:00~14:30
テーマ
版籍奉還と廃藩置県
講師
青山 忠正 (佛教大学歴史学部教授)
内容
明治2年5月、函館五稜郭の陥落後、西郷は新政府に出仕しようとせず、鹿児島に帰り、鹿児島藩大参事(副知事)として、藩政改革に専念します。多くの維新の功臣が、政府高官に昇ったこととは異なる道でした。
開講日時
2018年12月21日(金曜) 13:00~14:30
テーマ
征韓論争
講師
青山 忠正 (佛教大学歴史学部教授)
内容
明治4年(1871)、大久保利通に請われて明治政府の参議に就任した西郷は、岩倉使節団外遊中、留守政府の中心でしたが、使節団帰国の頃には、朝鮮への出兵を唱えて、大久保と対立、下野しました。征韓論政変です。
開講日時
2019年1月25日(金曜) 13:00~14:30
テーマ
西南戦争
講師
青山 忠正 (佛教大学歴史学部教授)
内容
鹿児島に戻った西郷は、みずからを慕う士族を私学校に収容し、その暴発を戒めるとともに、自身は温泉で静養するなど、外見上は悠々自適の生活を送りました。しかし、明治10年(1877)、ついに西郷は挙兵します。
開講日時
2019年3月22日(金曜) 13:00~14:30
詳細情報
時期 | 毎回金曜日 13:00~14:30 |
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場所 | 佛教大学四条センター |
会場所在地 | 京都市下京区四条烏丸北東角 京都三井ビルディング4階 |
定員 | 各回 150名(当日先着順) |
受講料 | 1回 1,000円 |
参加可否 | 可能 |
問合せ先 | 佛教大学四条センター
電話番号: 075-231-8004(代表) |
URL | https://www.bukkyo-u.ac.jp/facilities/shijo/course/detail/688/2018/10/ |
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